絵について記述する試み

私は漫画というものに「絵の上手下手」というのは関係ないと思うのですよ。

こう書くと誤解をまねきそうですが。

登場人物の見分けがついて、かつ人が見ていて「コレはないやろ」と

思わない程度のデッサン力があればよいのですよ。


肝心なのは「何を伝えたいか」なのですから。

あんまり絵が上手すぎると、絵にばっかり目がいって

ストーリーが頭に入らないのです。これって私だけでしょうか?

(逆に絵がいただけなさすぎて、ストーリーが頭に入らないという

作品もありますが。)


伝えたい事を表現するために技巧に走るのはいいのですが、何といいましょうか

技巧のみを追求すると、話が死んでしまうと思うのです。

やっぱ漫画っちゅうのはストーリーがあってこその漫画なワケですし…。


…と言うわけで私が漫画を描く時にいつも念頭においているのが

「話を殺さない絵を描く」ということなのです。

 まぁ、下手くその言い訳と言われればそれまでなのですが…(^_^;)